ソーシャルレンディングのOwnersBookが四半期運用レポートの公開を始めました。
予定した利回りと運用期間が、実際にはどうだったのか?
公開されたデータから紹介します。

利回りアップしています!
最新のキャンペーン情報です!

タップできる目次
四半期運用レポートの内容

OwnersBookとは?
古参の大手ソシャレン業者
OwnersBookは2014年から10年以上に渡り運営されている、大手ソシャレン業者です。
運営会社は東証プライム上場企業で、信頼性の高さから多くの投資家に利用されています。
プチ解説 業者とは?
四半期運用レポートの公開を開始
そのOwnersBookが2025年第3四半期分から、運用レポートの公開を始めました。
今回公開されたのは、同期間に償還された10案件の運用状況です。
プチ解説 運用とは?
プチ解説 償還とは?
プチ解説 案件とは?

さっそく見ていきます!
利回り1%以上アップも!
まず利回りです。
多くの案件で予定していた利回りを上回りました。
平均で0.4%アップ、最も高いものでは1.1%も上がっています。
| 案件名 | 予定 | 実績 |
|---|---|---|
| 新宿区マンション用地第1号第1回 | 4.4% | 4.4% |
| 銀座4丁目底地案件 | 5.1% | 5.3% |
| 北区赤羽マンション用地案件 | 5.1% | 5.4% |
| 新宿区大久保戸建用地案件 | 5.1% | 5.5% |
| 文京区白山レジデンス用地案件 | 5.1% | 5.1% |
| 神田須田町オフィス用地案件 | 5.1% | 5.2% |
| 戸越銀座レジデンス用地案件 | 5.1% | 5.6% |
| 江東区亀戸レジデンス用地案件 | 5.2% | 5.6% |
| 新宿区市ヶ谷戸建用地再募集案件 | 5.1% | 6.0% |
| 大井町戸建用地案件第2号 | 5.1% | 6.2% |
| 平均 | 5.0% | 5.4% |
プチ解説 利回りとは?

1%アップはうれしい!
運用期間は予定の半分以下
平均は8カ月
続いて運用期間です。
予定では平均20カ月でしたが、実際には平均8カ月の運用で終わっています。
| 案件名 | 予定 | 実績 |
|---|---|---|
| 新宿区マンション用地第1号第1回 | 26か月 | 25か月 |
| 銀座4丁目底地案件 | 24か月 | 11か月 |
| 北区赤羽マンション用地案件 | 19か月 | 8か月 |
| 新宿区大久保戸建用地案件 | 19か月 | 8か月 |
| 文京区白山レジデンス用地案件 | 19か月 | 4か月 |
| 神田須田町オフィス用地案件 | 19か月 | 5か月 |
| 戸越銀座レジデンス用地案件 | 25か月 | 5か月 |
| 江東区亀戸レジデンス用地案件 | 18か月 | 4か月 |
| 新宿区市ヶ谷戸建用地再募集案件 | 13か月 | 4か月 |
| 大井町戸建用地案件第2号 | 13か月 | 4か月 |
| 平均 | 20か月 | 8か月 |

なんで早く終わったの?
早期償還になる理由
早期償還になる理由について、運用レポートでは次のように説明されています。
融資先で担保不動産の早期売却が叶うと、担保不動産の売却代金をもって、ローン資金は返済されますので、結果的に投資家の皆様への早期償還に繋がることになります。
プチ解説 早期償還とは?
借り手が所有する不動産が思っていたより早く売れた。
売って入ってきたお金で返済したので、予定より早く運用が終わったということです。
プチ解説 借り手とは?
募集時の運用期間の見直しを期待
OwnersBookは募集時点での運用期間が2年前後と長いです。
堅い業者なので投資したいと思いつつ、運用期間が長くて手を出せないという投資家は少なくないでしょう。
そんな投資家からすれば、「実際は短いなら、最初から短く書いてくれれば良いのに!」となるのですが。

利回りも5%前後で高いしね。
ただ、今回のレポートでも予定26カ月、実績25カ月という案件もあるわけで。
短い運用期間で募集して期間内に終わらないと「オナブ償還遅延!」と騒がれますからね。
OwnersBook側としても悩ましいところなのでしょうが。
早期確実なものだけでも良いので、実態に近づけるなど検討していただければと思います。
プチ解説 遅延とは?
案件化に至るのは10分の1以下
レポートでは案件化に至る割合も公開されています。(2024年8月末実績)
借り手から貸してほしいと話があった内、実際に案件になってOwnersBookでの募集に至るのは、全体の6.4%とのこと。
かなり厳しく借り手を選別しているようですね。


堅い借り手にだけ貸す。
他社もぜひ!
以上、OwnersBookの四半期運用レポートを紹介しました。
案件の運用状況を単発ではなく定期的に公開しているのは、僕が知る限りでは不動産クラファンの投活くらいです。
実際にどのように運用されているかが分かれば、投資家は安心して投資できます。
投資家へのアピールになりますので、ぜひ他社でも運用状況を公開してもらえればうれしいです。

ぜひぜひ!




















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