バンカーズとオルタナバンクの融資先だった全東信が倒産した事件で新たな動きです。
全東信を利用していた加盟店には明るいニュース。
一方、全東信案件に出資していた投資家には厳しい展開となりました。

先行きがさらに不透明に…
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未払いの売上金53億円は加盟店へ

全東信案件とは?
全東信が経営破綻
大手クレジットカード決済代行業者の全東信が、今年7月6日に経営破綻しました。
負債総額は1,151億円で、今年最大の倒産となっています。

バンカーズとオルタナバンクで全東信案件
その融資するお金を投資家から募集したのが全東信案件です。

プチ解説 案件とは?
投資家のお金は全東信案件を経由して全東信に貸し出されていました。
全東信が経営破綻したことで、投資家のお金が戻ってこない可能性が出ています。

クレジットカード決済代行の仕組み
カード会社に代わって先払い
そもそも、全東信がやっていたクレジットカード決済代行とは何なのかですが。
客がクレジットカードで支払いをした場合、その代金を店がカード会社から受け取るのは2週間から1カ月後になります。
店によってはそれでは資金繰りが厳しいです。

仕入れるお金がない状態よね。
そこで、カード会社に代わって全東信が店に先に払ってあげる。
その際に店から得る手数料で全東信が利益を出すのがクレジットカード決済代行という商売です。

全東信はあとでカード会社から受け取るよと。
全東信からの未払いが発生
ただし、全東信は売上金を1日単位で店に先払いしていたわけではありません。
主に5日分の売上金を5日後に店に払っていました。
例えば、9月1日から5日までの売上金を、9月10日に支払うという形です。

全東信の倒産により、加盟店はこの5日分の売上金を受け取れない状態になっています。
加盟店約2万点で総額は約53億円に上り、この扱いがどうなるかが注目されていました。
カード会社が加盟店に支払いへ
10月末からカード会社が支払い
この件について全東信の破産管財人から9月25日に発表がありました。
売上金約53億円がカード会社から加盟店に直接支払われることになったとのことです。
支払いは10月30日頃から行われます。

カード会社の支払い義務を確認
読売新聞の記事によると、カード会社は以下の7社です。
- イオンフィナンシャルサービス
- クレディセゾン
- ジェーシービー
- 三井住友カード
- 三井住友トラストクラブ
- 三菱UFJニコス
- ユーシーカード
また、朝日新聞の記事によると、破産管財人がカード会社と協議し、カード会社が加盟店に支払う義務があることを確認したとのことです。
破産管財人とカード会社側が協議。カード会社と加盟店との間には直接の契約関係があり、全東信が売上金を支払えない場合は、カード会社が直接支払う義務があることを確認した。

加盟店は一安心ね。
ソシャレン投資家には厳しい展開
一方で今回の決定はソシャレン投資家には安心とは逆になりました。
53億円は全東信に入らず
朝日新聞の記事は53億円は本来は全東信に入るはずだったとしています。
破産により、本来は全東信を介して加盟店に渡るはずだったお金はカード会社の手元に残った。
53億円が全東信に入っていれば、全東信に融資していた債権者への返済原資になっていました。
53億円の一部がバンカーズやオルタナバンクに入ってくるかもしれない。
それにより全東信案件の元本が償還されるかもしれないということです。
プチ解説 元本とは?
プチ解説 償還とは?

お金が戻ってくる!
全東信に入っていても焼け石に水
しかし、今回の決定で53億円がバンカーズやオルタナバンクに入ってくる可能性は消えました。
この点で加盟店には明るいニュースですが、投資家には厳しいニュースと言えるでしょう。

明暗が分かれたね。
とは言え、全東信の負債総額は約1,151億円であり、53億円はその4.6%にすぎません。
バンカーズだけでも未回収の融資金は20億円を超えており、53億円が入っていても大勢に影響はなかったのかもしれないです。
全東信案件はどうなるのか、今後も注目したいと思います。

見守るしかないですが…


















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