クリアルが以前から進めてきた不動産ST市場への参入に新たな動きです。
2027年3月期中に「CREAL ST」が誕生します。
不動産ST市場がさらに活性化しそうです。

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クリアルの不動産ST「CREAL ST」誕生へ

不動産ST参入の背景
不動産STとは?
不動産STはブロックチェーン技術を使った不動産小口化商品です。
マンションやホテル、物流施設などに少額から投資できます。
プチ解説 不動産小口化商品とは?

それって不動産クラファンと一緒じゃね?
違いはもちろんあるのですが、ザックリで言うと不動産クラファンの親戚くらいの認識でOKです。
不動産クラファン以上の急成長
下の画像はクリアルの資料ですが、不動産クラファンは2024年度で1,700億円市場です。

これに対して不動産STは2025年で2,900億円市場と、すでに不動産クラファンの市場規模を超えています。

しかも、不動産クラファンは2018年度に始まって2024年度まで6年かけて1,700億円なのに対して、不動産STは2021年から2025年の4年で2,900億円です。

大きな市場で成長も速い!
不動産クラファン以上に大きな成長市場ということで、クリアルは以前から不動産STへの参入を狙っていました。
不動産ST参入の経緯
証券会社を取得
とは言え、不動産STはやりたい人が自由に始められるわけではありません。
第一種金融商品取引業の登録が必要です。
自社でゼロから始めて登録するのは大変ということで、クリアルは一種業の登録が必須の証券会社を買収することにしました。
それが2025年1月の臼杵証券の子会社化です。

臼杵証券の全株式を創業家から1億円で取得しました。

時間をお金で買った。
一種業登録の変更申請
クリアルは先週10月6日に第一種金融商品取引業の変更登録を申請したとプレスリリースで発表しました。
臼杵証券の業務に不動産STを追加する変更申請です。
申請が認められると不動産STを運営できるようになります。

いつから始まるの?
今期中にスタート
クリアルは申請が認められ次第、速やかに不動産STの開始に着手するとしています。
申請が認められるまで通常1カ月ほどかかるそうです。
クリアルが同日発表した補足資料では、サービス開始は2027年3月期中とされています。
新しいサービスの名称は「CREAL ST」です。
申請が認められ次第、臼杵証券の商号と本店所在地も変更されます。
| 項目 | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| 商号 | 臼木証券株式会社 | クリアル証券株式会社 |
| 本店所在地 | 茨城県日立市鹿島町1-5-10 | 東京都港区虎ノ門3-8-8 |
CREAL STの予定概要
利回り控えめで長期運用
CREAL STはどんな投資商品になるのでしょうか?
クリアルの資料では利回りは3%以上、運用期間は5年以上で考えているようです。

プチ解説 利回りとは?
プチ解説 運用期間とは?
クリアルが臼杵証券を子会社化した際の説明資料では4%以上としていたのですが。

子会社化から2年近く経っていますので、コストアップなど外的要因の変化があったのかもしれませんね。
不動産クラファンにないメリットも
クリアルは不動産クラファンにはない不動産STのメリットとして、課税方式が分離課税であることと、二次流通市場があることを挙げています。

分離課税だと税率は20.315%(所得税15.315%、住民税5%)の固定なので、課税所得が330万円を超える人には総合課税より有利です。
| 課税所得金額 | 所得税 | 住民税 |
|---|---|---|
| 195万円以下 | 5.105% | 10% |
| 330万円以下 | 10.21% | |
| 695万円以下 | 20.42% | |
| 900万円以下 | 23.483% | |
| 1,800万円以下 | 33.693% | |
| 1,800万円超 | 40.84% |
一方、二次流通市場については売却できる相手や期間が限られるなどの制約があります。
株のように自由に売り買いできる状況にはほど遠く、現時点では描き終わってすらいない絵に描いた餅です。

早く活発化してほしいね。
なお、クリアルの資料には書かれていませんが、不動産STは一部の譲渡益、配当所得等と損益通算ができる他、繰越控除ができる点でも不動産クラファンに比べて有利です。
不動産ST市場の活性化に期待
不動産STは金額ベースの市場規模は大きいですが、案件数は2025年で16件しかありません。

不動産クラファンは2024年度で875件ですので、不動産STは選択肢が非常に少ないです。
CREAL STが不動産ST市場での新たな選択肢となります。

クラファン勢に馴染みがあるし。
不動産STでは三井物産系のALTERNAなどが先行しており、CREAL STは後発です。
しかし、クリアルには2018年の運営開始以来、8年間に渡って蓄積してきた不動産小口化商品のノウハウと、顧客ニーズなどのデータがあります。
不動産クラファンで培った強みを活かした運営で、不動産ST市場がさらに活性化されることを期待しましょう。

来春スタートです!



















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