現時点で今年最大の倒産となった全東信。
全東信案件に出資した投資家のお金はどうなるのか?
オルタナバンクが第4報を発表しました。

事態は動くのか?!
ソシャレン、不動産クラファン、全業者のリストです!

タップできる目次
オルタナバンク第4報の内容と評価

全東信事件とは?
今年最大の倒産事件
全東信は大阪に本社を置くクレジットカードの決済代行業者です。
今年7月6日に倒産しました。

負債総額は1,151億円。
現時点で今年最大の倒産となっています。
ソシャレン業者が貸していた
全東信は必要な資金を金融機関から調達していたのですが。
その金融機関にソーシャルレンディングのオルタナバンクとバンカーズが含まれていたのです。

投資家から集めた資金は全東信案件を通して全東信に貸し付けられていた形になります。
ここまでの詳細は先日の記事で詳報した通りです。
プチ解説 案件とは?

オルタナバンクの全東信案件
オルタナバンクの全東信案件は2025年7月から2026年2月に募集された以下の6案件です。
| 案件名 | 利回り | 運用期間 | 調達額 |
|---|---|---|---|
| クレカ決済 ID889 | 6.5% | 12カ月 | 11,000万円 |
| クレカ決済 ID918 | 6.5% | 12カ月 | 14,980万円 |
| 国内分散 ID943 | 5.5% | 8カ月 | 9,135万円 |
| クレカ決済 ID991 | 5.0% | 5カ月 | 9,905万円 |
| クレカ決済 ID992 | 6.5% | 11カ月 | 14,548万円 |
| クレカ決済 ID1006 | 5.0% | 5カ月 | 5,095万円 |
プチ解説 利回りとは?
プチ解説 運用期間とは?

どうなったの?
オルタナバンク第4報の内容
全東信案件は今どのような情況なのか?
オルタナバンクが7月31日に株式会社全東信の破産手続開始に関するお知らせ(第4報)を発表しましたので内容を解説します。
全東信が粉飾決済
オルタナバンクが全東信の破産申立書類を調べたところ、同社が粉飾決算をしていたことが確認されました。
申立書類に添付された計算書類に記載されている財務数値等が、 弊社グループ会社であるSAMURAI ASSET FINANCE合同会社(以下「SAF」)において、全東信に対する貸付審査及びその後のモニタリングの過程で受領していた計算書類の財務数値等と異なっていることが判明いたしました。
これらの財務数値等の相違及び破産手続開始申立書類の記載内容を踏まえ、当社としても、全東信において継続的に粉飾決算が行われていたものと認識しております。
オルタナバンクが全東信に貸付を行うか審査した際に、全東信から提出された資料が虚偽の内容であった。
粉飾された財務資料をもとに融資審査をさせられていたということです。

正しい審査ができないよ。
リコースローン案件は運用終了
先日の記事で解説した通り、6つの全東信案件はリコースローンとノンリコースローンに分かれます。
この内、リコースローンであるID943は、全東信からの返済の有無に関係なくオルタナバンクが投資家に元本を返さなければなりません。
| 案件名 | 種別 |
|---|---|
| クレカ決済 ID889 | ノンリコースローン |
| クレカ決済 ID918 | ノンリコースローン |
| 国内分散 ID943 | リコースローン |
| クレカ決済 ID991 | ノンリコースローン |
| クレカ決済 ID992 | ノンリコースローン |
| クレカ決済 ID1006 | ノンリコースローン |
プチ解説 元本とは?
このID943について、募集時の予定通り7月31日に運用を終了し元本を償還したとのことです。
分配についても予定通り後日実施するとしています。
プチ解説 償還とは?
プチ解説 分配とは?

それはよかった。
先取り利息の扱い
全東信案件では貸付実行時に全東信が利息を先払いする契約になっていました。
では、全投信から受け取った利息は今どこにあるのか?
オルタナバンクが全東信案件を募集して投資家から集めたお金は、グループ会社2社(SCMとSAF)を経由して全東信に貸し付けられています。
プチ解説 出資とは?
全東信に貸したのはSAFで、その時に利息もSAFが受け取っています。
今回SCMがSAFに貸した際の契約に基づき、SAFが持っていた全東信への貸付債権をSCMが取得しました。
その際に全東信がSAFに払った利息もSCMに移転しています。
今後はSCMが融資の回収などを行いますが、利息の扱い、償還の見込みなどは未定とのことです。
ノンリコース対象ファンド(ID889、ID918、ID991、ID992、ID1006)に係る今後の分配・償還の金額及び時期への具体的な影響につきましては、引き続き確認を進めており、現時点で確定的にお伝えできる状況にはございません。判明次第、改めてご案内いたします。
オルタナバンクの対応を評価
こまめに発信
さて、ここまでのオルタナバンクの対応ですが、僕はポジティブな評価です。
まず、これまでのところ事件発生当日の第1報からこまめに発信しています。
| 報告 | 発信日 |
|---|---|
| 第1報 | 2026年7月6日 |
| 第2報 | 2026年7月8日 |
| 第3報 | 2026年7月13日 |
| 第4報 | 2026年7月31日 |

4週間で4回。
まじめに対応
また、第3報で発信した内容を第4報でしっかり引き継いでいます。
- 破産申立書
- 第3報:内容精査中、後日報告
- 第4報:精査完了、粉飾決算を確認
- リコースローン案件
- 第3報:予定通りに償還予定
- 第4報:7月31日に償還済み
- 利息の取り扱い
- 第3報:確認中、後日報告
- 第4報:SAFからSCMに移転済み
言いっぱなし、やりっぱなしにせず、まじめに丁寧に対応していると言えるでしょう。
評価できる対応
全東信事件が起きた当初は連日のマスコミ報道で大騒ぎでしたが。
すでに当事者以外は忘却の彼方ではないでしょうか?
そんな中でオルタナバンクは丁寧に対応し、非出資者も含めて公開で報告を行っています。
もちろん、全東信への貸付を是とした判断の是非は問われて然るべきです。
しかしそれはそれとして、事件発生後の情報発信は評価できる対応であると思います。

バンカーズは?
バンカーズは沈黙
一方のバンカーズですが、7月6日の第1報以降は発信が一切ありません。
もしかしたら出資者限定でメールで発信しているのかもしれませんが。
オルタナバンクに比べると情報発信の姿勢が劣ると感じます。
以上、オルタナバンクの第4報についてでした!

今後も発信を!



















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